開発進むFilecoin Virtual Machineは世界を変えるか?

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現在、Filecoinネットワークは一般的なデータストレージとしてだけではなく、

昨年から成長著しいNFT、メタバースに関連するデータの保存とアクセス可能なプラットフォームとして認知されています。

NFT/メタバースの世界、そしてそれを取り巻く新しい産業が大きくなるにつれ、web3.0技術の重要性はますます高まってくるでしょう。

その流れの中でFilecoinがどれだけ存在感を示せるか、ということが我々にとっては重要であり、楽しみでもあります。

しかし、今まで我々が認知している分散型ストレージによるデータの保存は、Filecoinの持つポテンシャルの一部に過ぎません。

Filecoinネットワークにもし、スマートコントラクトが導入されれば・・・!?

分散型ストレージサーバとスマートコントラクトの実装による計算能力の組み合わせにより、

既存の常識を覆す新しいサービスを生み出すプラットフォームとして、更に高い価値を生み出す可能性があります。

それを実現するべく、

昨年11月、Protocol Labsはユーザーが独自のスマートコントラクトをFilecoinブロックチェーン上に展開できる機能を持つファイルコイン仮想マシン(FVM=Filecoin Virtual Machine)を発表しました。

<Filecoin Virtual Machine発表の様子(Youtube/英語)>

このFVMですが、Ethereum VirtualMachineスマートコントラクトとも互換性があるとのこと。

このFVMを活用できば、WEB開発における無限の可能性が広がることになり、世界中のエンジニアの注目を集め、現在も積極的に研究が進んでいます。

Protocol labsもこの関連サービスの開発と研究をプッシュするため、FVMの一部機能を先日オープンソース化し、エンジニアのための開発環境を整えつつあります。

また、開発を後押しするため、FVMに関するエンジニア向けの新しいHPも立ち上がりました。

↓ ↓ ↓

https://fvm.filecoin.io/

このHP内で共有される技術と、エンジニア同士のコミュニティを通じて、開発を加速させる狙いがありそうです。

このように、FilecoinはIPFSという分散型データの枠を飛び越え、Web3.0の新しいプラットフォームとなるべく、引き続き開発が進んでいます。

我々もその状況を引き続きキャッチアップし、新しい情報があればこのメルマガで共有していきますので、そちらを楽しみにお待ちください。